三重県亀山市。トクシンの階段・手摺を広めるべくやってきた。
静かな街並みの中に、ひっそりと佇む「川森食堂」。ドアを開けると、ほのかに漂う味噌の香ばしい香りが迎えてくれる。

カウンター席に腰を下ろし、メニューを眺めると、シンプルながらも心惹かれる品々が並ぶ。その中でも特に目を引くのは「豚ホルモン味噌焼きうどん定食」。



これだ、これを頼むしかない。
注文し、しばらく待っていると、運ばれてきた定食は、キャベツとともに炒められたうどんが盛り付けられ、豚ホルモンが艶やかに輝いている。


ホルモンの香りは食欲をそそり、思わず期待が膨らむ。
まずは一口、うどんを口に運ぶ。もっちりとした食感が心地よく、味噌だれがしっかり絡んでいて、甘みとコクが口の中で広がる。次にホルモンを一口。柔らかく、噛むたびに旨味がじゅわっと溢れ出す。これを誰に邪魔されることなく一人で楽しめるなんて…
これがまさに「孤独のグルメ」の醍醐味だ。
周囲を見渡すと、地元の常連客たちが和気あいあいと食事を楽しんでいる様子が見受けられる。アットホームな雰囲気が漂い、店内は清潔感があり、カウンター越しに見える厨房では、店主が手際よく料理を作っている。

そんな光景を眺めながら、食事を味わうのもまた一興だ。
見たことのある有名番組や芸能人のサインも並んでいる。


再び食べ物へ意識を向け、ご飯を一口。うどんの濃厚さを和らげてくれる役割を果たし、味噌汁はあっさりとしていて、ホルモンの脂っこさを中和してくれる。
漬物と冷ややっこがまた良いアクセントになり、箸が進む。
食べ進めるうちに、心も体も満たされていくのを感じる。
まさに、ここでしか味わえない地元の味だ。
食事を終え、満足感に浸る。川森食堂の「豚ホルモン味噌焼きうどん定食」は、心温まる一品だった。
静かな食堂で味わう、地元の味。孤独のグルメの楽しみは、こうした小さな発見にあると改めて感じた。次回は、どんな料理に出会えるのだろうか。期待しつつ、また訪れたいと思う。



